剧情简介 その姫は神から愛され過ぎた乙女でした。 美しさ、優雅さ、柔和、寛容、誠実、忍耐…… この世のあらゆる善きものが恩寵(ギフト)として 与えられていたのです。 そして王と王妃の愛を一身に受け、 姫は十六歳の誕生日まで、この世で一番幸せに過ごしました。 しかし、その祝祭の日に呪いは成就するのです。 十三番目の魔女、閏月(うるうづき)の仕掛けた恐ろしい呪い…… 姫は紬の針に刺され、永遠の眠りに就くのでした。 姫は死んだのではありません。 天蓋の下、深い深い夢の世界へ落ちてゆきます。 城は茨によって閉ざされ、姫の褥の傍らには 魔女だけがひとり静かに佇んでいました。 いつまでも、いつまでも……二人きりの世界が続きます。 それから百年後、茨を乗り越え、勇敢な王子が姫の元を訪れます。 王子は眠れる姫を一目見るなり恋に落ち、そっと口づけするのでした…… おとぎ話ではここで姫が目覚めて幸せの結末を迎えます。 だがしかし……姫は目覚めることは無かったのです。 王子の愛を受け止めることができないまま……。 閏月の魔女は冷ややかにそれを見つめるのでした。 それから幾年を経たことでしょう…… ちょうど百年ごとに、新たな“王子”が姫の元を訪れます。 歴史上の英雄や、伝説に名を留める者……あるいは異界からの使者? 果たして夢の中の姫に愛を届け、目覚めさせることができる者は誰なのか……?? そして姫に託された秘密、魔女の真の目的は? それらはまだ明かせません。 皆さんが魔法の扉を開け、そっと姫の寝室を覗いてみてください。 きっとそこに答えが見つかることでしょう。